Facebookがつまらない理由を改めて考えてみた
Facebookに関して何となく「つまんないなぁ」とか「煩わしい!」と思われる方もいるのではないでしょうか?
Google先生で「Facebook」「つまらない」と入れるだけで、色々ヒットしまくりますし、私の周囲の人でもそういう方が結構いるようです。
(他人事のように書いてますが私も使いはしますが、あまり好きではありませぬ(´・ω・))
つまらない理由をネットで見てみたり周囲の人たちに聞いてみると、「フレンドの投稿がつまらない」「友人のリア充アピールがウザイ」「構ってちゃん乙」「気軽に投稿出来ない」などなど・・・
では、何故このような「つまらない」状態が引き起こされるのか。
直接的には上記のような投稿が原因だと思いますが、そもそも何でそんな事態が引き起こされるのか、というところをもう少し考えてみたいと思います。
<Facebookをつまらなくしてしまう要素は何か?>
1.ほとんどのメッセージは私宛てのものではない。
前提となるFacebookの仕組み:
①Facebookでは、ユーザーにそれぞれ自分のウォール(投稿をするところ)が与えられる。
②友達になったユーザーの投稿が自分に流れてくるようになっている。
それによって生じること:
誰かとの共用の掲示板等ではなく、完全に「自分専用」のウォールが与えられることにより、ユーザーは自分に関することを投稿しやすくなります(ここでの「しやすく」は、心理的な意味と頻度の意味のどちらも含みます)。
また、その投稿は上記②のとおり、友達全員に流れます。
実際のところ、投稿範囲を限定することは出来ますが、いちいち投稿の範囲を指定して管理するのはかなり面倒ですので、基本的には自分の友達に公開する方が多いように思われます。
その結果、ユーザーのウォールは、
「自分の友達Aが、友達Aの友達(たくさん)に向けて発信した、友達Aに関する話」
※日本語がややこしくてすみません(;・ω・)
が多く流れてくるようになります。
その友達Aさん自身にとても興味のある場合であればそれでも面白いのかもしれませんが、通常はユーザーにとって退屈な話が多くなってしまうのではないかと思います。
しかも、その投稿は友達Aの友達(たくさん)に向けられた投稿であり、自分に対して特別にカスタマイズされたメッセージではありません。
平たく言うと、私を楽しませようとか、私が興味を持ちそうな話にしようとか、そういった考慮がされていない投稿になる、ということです。
通常、一対一とか少人数で話をしていれば、意識的・無意識的を問わず、相手の興味・関心などを考慮して話をすると思いますが、そういった考慮が存在しないメッセージになります。
それで、何かつまらない感じの投稿ばかりになるのでは?と考えました(´Д`)
2.他の人に見られていることを意識した投稿
自分の友達(たくさん)に対する投稿は、自分の友達(たくさん)が見ることが出来るので、投稿は色んな友達(たくさん)から見られることを意識したものになります。
そのため、色んな友達に見られても大丈夫な無難な投稿が多くなります。
また、投稿する側が「こういう人間だと思われたい!」という、「他の人に思われたい自分像」に沿った投稿になりやすいのではないかと思います。
会話であればコミュニケーションにタイムラグが無いので、自分の発信する内容をそこまで考える時間的な余裕が無いのですが、Facebookであればじっくりと考えてから投稿することが出来ます。
ですので、最初に挙げたような「リア充アピールウザイ!」っていう投稿が多いのであれば、それだけ自分のことをリア充だと思って欲しいユーザーが多いということかもしれませんね(´・ω・)
<まとめ>
以上のように、Facebookだとユーザーに回ってくる情報は、
『ユーザーの友達某が、その友達某の友達(たくさん)に対して発信した、「私のことをこういう人だと思ってほしい!」という気持ちが反映された、友達某が興味のある話』
になりやすいのではないでしょうか?
そしてそれは、そもそもサービスの設計からしてそうなりやすくなっているのではないでしょうか?という話でした。
※分かりづらくてすみません。パワポで絵にすれば良かったですね。
mixi→Facebookと移住してきましたが、結局上記のような話があって疲れちゃうので、今後は仲の良い人同士でしか投稿が見られないクローズドなSNSに移っていくかもしれませんね。
とはいえ、クローズドなものであるLINEはLINEで、既読スルーとかリアルタイムでの通知があって意外と気軽には使えなかったりするので、
「クローズドかつ緩い繋がりのSNS」で、何か一工夫あれば面白いのではないかと思ったり思わなかったり・・・。